人が辞めないお店づくり

人材育成

人が辞めないお店を作るには?

そこにはいくつかの条件が必ずあると思います。

・やりがいを感じられる
・必要とされている
・自分の居場所がある
・自分が成長できる
・職場の雰囲気が良い
・お給料が高い などなど

これらの条件の中で「お給料」の数値化できる部分以外は

人それぞれの感じ方が判断基準になるので、

これが正解だ!というものはありません。

だけど、これと真逆の条件ならどうでしょう?

当然ですが、長くは続かないと思います。

せっかく仕事を覚えてくれた人が、すぐに辞めてしまうと

採用、面接、育成のループから抜けられなくなってしまいます。

ではどうすれば、人が辞めないお店を作れるのでしょうか?

私もお店を開業してから13年間で、沢山のアルバイトの子たちと関わらせていただきました。

同じ声かけ、接し方をしても反応や受け取り方は人それぞれで

良かれと思ってかけた言葉が、こちらの意図とは全く違う捉え方をしていたなんてことも沢山ありました。

うまくいかないことが続けば、伝えることのモチベーションも正直下がってきます。

人間だから当然のことです。

それでも、人を育てる立場であれば、途中で投げ出すことはできませんよね。

失敗して傷ついても、言葉で伝えることをやり続けないと、人材育成はできるようにはならないのです。

「これくらいはわかるだろう」

「これくらいできるだろう」

「これくらいはやってくれるだろう」と、思っているだけでは人は育ちません。

「できて当たり前」

そんな奪うエネルギーだけの職場では、人はついてきてはくれないでしょう。

伝わらないのは伝えるこちらに原因がある

伝わるまで親身になって何度でも伝えて、それをやり続けることでしか成長も信頼関係も築くことはできません。

好き嫌いだけで判断していないか?

感情的になっていないか?

押し付けになっていないか?

中立な立場でいるか?

相手の気持ちを尊重しているか?

特に大切なことを伝える時に、私が繰り返し自分にしている質問です。

もちろん、自分が譲れないルールはあっていいのですよ。

伝える時に一番大切なことは

「そこに愛はあるのか?」って事。

とはいえ私も人間ですから間違えたり、傷つけたり失敗したりもしてきました。

その時には、間違いがあれば素直に謝りますし、この先どうなりたいか?

を共に考えます。

お互いにいいところもダメなところも認め合い

一緒に成長できる職場になれば最高だなあと思うんです。

私は長年の彼らとの関わりにおいて、信頼関係は言葉を交わし対話することの積み重ねで築いていくものだと学びました。

時間も愛情もエネルギーもかかるということです。

そして、できたことや成長を見逃さず認め、褒めて応援し続けることで

それぞれが必要な経験を重ねて自分の居場所を見つけ、自然と活躍してくれる人材に育ってくれることも知りました。

信じて任せる=役に立つ自分

必要とされる自分に喜びを感じてもらえたら、一緒に長く働いてくれる仲間になります。

それから、近くにいる時には気づきにくいことも、その答えが後からやってくることが沢山あります。

卒業するスタッフから、手紙をもらうことがありますが

そこには

「あきらめずにいてくれたことを感謝しています。」

「このお店で働けて幸せでした。」

「家族みたいに面倒をみて頂けて本当に嬉しかったです。」

「あゆみさんの言葉で人生が変わりました。」

「お金で買えない大切なことを沢山教わりました。」

こんなふうに愛情たっぷりの言葉で還って来るようになりました。

感謝でしかないですよね。

どんな時にも愛を持って丁寧に言葉で伝え続けることは

心にタネを蒔くことなのだと思う。

彼らので心の中で芽を出し、愛情や経験という名の栄養を沢山吸収して

いつかそれぞれの花を咲かせて大きく成長していくことでしょう。

そんな未来をを感じさせてくれるこれらの言葉は

間違いなく、私への最高のギフトで宝物になっています。

うまく関係を築けた人も、そうでなかった人も、お互いにその時に必要な経験だったと思える今は

無駄な出会いは一つもないのだと感じることができるようにもなりました。

「よい人材」がいないことを嘆くよりも目の前の人を大切にすることが

「よい人財」を育てることに繋がるのだと思います。

大切な人たちに、今日はどんな言葉をかけますか?

ぜひあなたの夢を私に聞かせてください!!

稲森愛弓にLINEをしてみる

友だち追加

 

 

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧