頑張ったらみんな成果が出るの?

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今日は普段はあまり表には出たがらない人ですが

私にとって最高のビジネスパートナーでもあり

最強の影武者的存在の旦那さんのブログです。

 

頑張るって何?

『がんばる』ってなんだろう?

「がんばってる」、「がんばった」人たちはみんな成果を得られるのだろうか?得たのだろうか?

そんな疑問を感じたりするのは私だけでしょうか?

あるフランチャイズオーナーの男性がいました。彼は朝から晩まで休まず働くとても真面目な人です。

本当によく「がんばって」います。ヘトヘトに疲れて栄養ドリンクやサプリメントを飲んでいる姿を何度か目にしました。

従業員に任せることなく、従業員と共にお店に出勤して常にお店におられます。

たまに大事な私用があるときは、シャッターに『本日、臨時休業』の張り紙が貼られます。それぐらい他人に任せることなく、お店の経営に取り組んでおられました。

そんな彼が疲れた顔で「お店を売るので買わないか?」と。

私は「あぁ、疲れて体でも壊されて営業を続けていく気力がなくなったか•••」と感じました。

彼の店舗は良い場所だと思っていたので、二つ返事で購入しますと言いました。購入を決めてから彼の店舗にお伺いしますと、私の記憶にある店舗と少し違う感じがしました。

前に来たのは確か2年前。

場所もあっているし、なぜだろう?と。

その答えはすぐに分かりました。

「お店が非常に汚い」

「お店が非常に暗い」

「お店に元気がない」

っとそんな感じです。

これは悪口ではなく、自分が感じた率直な『お客さん目線』の感想です。

彼はお店にずっといたはずなのに、なぜこんな汚く暗いんだろう?

彼に尋ねました。

少し汚いですね?

「そーやねん、でも忙しいから掃除する時間がないねん」

なんか暗くないですか?

「うん、売上が落ちてきたから電気を半分にしてん」

と、上を見ると2本組の蛍光灯には1本だけ•••それが3箇所•••暗い•••

元気がないように感じたのはその暗さとラジオなどのバックグラウンドから聞こえてこず、シーンとしてるところから感じたのでしょうね。

失礼ですけど売上は維持されてますか?

「いやー、オープン時の1/3位になってます。でも世間的に暇でしょ?」

オープン時の売上を聞いていただけに愕然としました。ホントに驚きました。

オープン景気と言うのは何処のお店でもありますが、1/3というのは下がり過ぎです。

彼がお店を手放すと決めたのは損益が逆転したからでした。

彼は自分の時間も無いほどに「がんばって」おられたはずですよね?にも関わらず、なぜ店を手放すところにまで追い詰められることになったのか?

私なりに分析してみました。

まず、お店の汚さ

これはオーナーの性格にもよりますが、掃除する時間がないのではなくて、汚れが気にならない方なのか?

ずっとお店に出られているので疲れて、そこまでまわりきれないのか?

お店が暗いのはなぜ?

蛍光灯が2本組の器具が天井に3つあります。でずが1本づつ計3本しか点いていないとやはり暗いですいね?ましてや飲食店なら明るすぎるくらいでも良いでしょう。

オシャレなバーやcafeなら少し暗めでも良いかも知れませんが、たこ焼屋ですので明るい方が良いです。

それともうひとつ、売り上げの足しになればと店の横にやたら明るい自販機が2つ設置されてます。この明るすぎる自販機のせいでお店がなお暗く感じます。

聞けば自販機はそんなに売れていません。

元気がないお店

お店に元気がない感じはやはり『音』ですかね⁉︎音が無いのは変な空気が漂うような気がします。

うるさすぎるのは逆効果かも知れませんが、心地よく流すのは必要かも。

ここで思い出して頂きたいのですが彼は休まず頑張られていたはずですよね?なのに何故?

「がんばってる」、「がんばった」人たちはみんな成果を得られるのだろうか?

彼のお店にいる「拘束時間」はすごく長い。しかしその時間の使い方が間違いなのではないでしょうか?

アルバイトが居てる時に掃除はできるはず。お店が綺麗と明るく感じます。

アルバイトにお店を任せることができたら、休む時間はたくさんできたはず。

電気も減らすのではなく増やしてみてはどうでしょう?店先で商品をお渡しするのに暗いと美味しそうに見えないです。

これは悪口や揚げ足取りではありません。

彼は真面目に「頑張ってた」んです。彼は真面目にひとりで考えて蛍光灯を半分にしたんです。

彼は真面目にひとりで考えてお店の横に明るい自販機を置いたんです。

しかし

ひとりでは「頑張れ」ません。

ひとりでは限界があります。

ひとりでは道を間違えても気づきません。

人ひとりの力はちっぽけです。

だから仲間の力を借りて、知恵を借りるんです。時にアルバイトの方。時に他のオーナーさん。時にお客さん。

いろんな意見や視点が伝わってきます。良い知恵もたくさん出てきます。

「頑張」らなくていいんです。仲間を作り、周りに頼り、耳を傾け、意見を取り入れて良いものを作っていく。

「ガンバ」らなくていいんです。アルバイトに任せ自分の時間を作り、体を休める事も大事な仕事です。

ちなみに私が譲り受けたお店は売上が倍になりました。仲間とお客さまに感謝です。私は「がんばって」いません。

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